大根おろしの保存
大根おろしの健康効果については充分理解して頂けたと思います。また、大根おろしは作ってすぐに食べることがポイントだということもわかったと思います。
大根には豊富なビタミンCがあって、特に皮の部分は多く含まれているわけですが、何しろ大根は水分率が非常に高く、全体の95%は水分で占められています。従って水溶性のビタミンCは、おろしたその瞬間から、ドンドン減っていきます。
基本的には大根おろしを有効に食べるためには、すりおろしてすぐに食べるしかないのかもしれません。また、おろす時にはプラスチックの大根おろし器よりも金属のものがお勧めとなります。
これは切れ味が違うからで、プラスチックの大根おろし器だと大根をつぶしてしまう恐れがあり、すり潰した大根の繊維と大根の水分が分離し、言ってみれば大根ジュースに大根の繊維が浮いているような状態にもなりかねないからです。
さて、それでも保存しなければならない事情も出てきます。前述の通り、少しお酢を入れれば若干長持ちします。冷凍保存をしている人も多くいるようです。サランラップに小分けして冷凍し、食べる時に冷蔵庫で自然解凍させると味が落ちてないともいわれているようです。
ジップロックなどの密閉パックに小分けに入れるのもいいでしょう。これなら空気を抜いて冷凍保存することができます。小分けにしておけば1回分ずつ取り出して使えるのでかなり便利でしょう。
解凍の際に熱を加えないようにするのもポイントで、その日の夜に使いたいのなら、朝から冷蔵庫に入れておけばいいわけです。