大根おろしの健康効果と保存法

料理での生かし方

 

大根の料理方法はいろいろあるので、毎日の食生活に摂り入れる事は難しくありません。日本の朝食といえば「大根の味噌汁」ですし、おろしやサラダ、ぶり大根、なます、おでんなどとにかく幅広く使える食材となっています。

 

しかし、大根の栄養を最も効果的に摂取するには「生食」が1番で、特に「おろし」にすることが理想的となり、皮つきのまますりおろして、皮の栄養もそのまま摂取するようにすれば理想的です。

 

しかし大根をすりおろして空気に触れると、ビタミンCが酸化されるという注意点があります。前項では、大根おろしはすりおろしてからすぐ食べるのがいいとしましたが、特に「もみじおろし」にする場合は要注意です。

 

大根おろしと人参おろしを混ぜ合わせたのが「もみじおろし」ですが、彩りも良いので、付け合せなどによく利用されています。ところが人参にはビタミンCを酸化する酵素であるアスコルビナーゼが含まれており、大根のビタミンCを壊してしまう欠点があるのです。

 

このアスコルビナーゼは胡瓜などにも多く含まれています。従っておろし和えに胡瓜を加えると同様にビタミンCが酸化していまします。

 

そこでの工夫は少量の食酢を加えることです。アスコルビナーゼは、食酢を加えたり、加熱したりするとその働きを失います。従って人参おろしを電子レンジで短時間加熱するのも効果的で、是非知っておいてください。

 


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